アフロハック

はじめに

「1日の摂取カロリーは男性で○○キロカロリー、女性で〜」という
話をもとにダイエットの指針にする人はいるでしょう。
ではその摂取カロリーはどのように求められているか説明できるでしょうか?
今では単純なカロリー計算では意味がなく、吸収率を考慮する考えもあります。
ここでは昔ながらのカロリー計算に基づく考えをご紹介します。

基礎代謝の考え方

1日の摂取カロリーは基礎代謝と運動レベルと年齢などをもとに算出されます。
まずそのうちの「基礎代謝」について理解を深めていきましょう。

基礎代謝とは人が何もしなくても消費されるカロリーです。
言い換えると「命を維持するための活動によって消費されるカロリー」です。
心臓が動いたり、呼吸をしたり、お腹が空くのは生きるために必要なことで、
それらは無意識で行われていますが立派な生命活動です。
活動という以上はカロリーは消費されます。
筋トレで痩せる体質になるというのも基礎代謝が増えるからです。
筋肉を維持するのにもカロリーが必要です。

なので摂取カロリーを基礎代謝以下に抑えてしまうと、
生命活動を維持できなくなり危機的状況に陥ってしまいます。
上にも書いた心臓の働きもそうですが、食べ物の消化も難しくなります。
寝たきりの人が流動食を食べるのは固形を消化するカロリーがないからです。
インドアで食事を取るのが面倒な人も基礎代謝以上は摂取しましょう。

基礎代謝の計算方法

その基礎代謝とは一般的に次のように求められます。

  • 男性
    66+13.7×体重(kg)+5.0×身長[cm]-6.8×年齢
    例)30歳、180cm、70kg
     66+13.7×70+5.0×180-6.8×30 = 1,721
  • 女性
    665+9.6×体重(kg)+1.7×身長[cm]-7.0×年齢
    例)30歳、160cm、50kg
     665+9.6×50+1.7×160-7.0×30 = 1,207

このくらいのカロリーは生命維持のために必要ということです。
よく極端なカロリー制限をしようとする人がいますが、
基礎代謝より摂取カロリーが低くなると身体に大きな負担となります。
そうなると体が飢餓状態と認識し、消費カロリーを抑え生き延びようとします。
やりすぎると逆にダイエットから遠退いてしまいます。

さいごに

基礎代謝は生命活動の維持に必要なカロリーです。
どんなに食事制限をしても基礎代謝以上のカロリーは摂取しましょう。
短期間で安全かつ急激に痩せる方法は絶対にありません。
自分に無理のないペースで確実に痩せていきましょう。
そのためには食事管理をした上でトレーニングを行うことをお勧めします。
過剰な摂取を抑え、基礎代謝を上げていきましょう。