WPCとは
WPCはホエイプロテインコンセントレート(Whey Protein Concentrate)のことです。簡単な解説がありましたのでご紹介します。
ホエイプロテインを選ぶ時には少し注意が必要。製造方法が異なる「コンセントレートタイプ(WPC)」と「アイソレートタイプ(WPI)という2種類があり、WPCのホエイプロテインには「乳糖」が含まれているのです。この乳糖は、牛乳を飲んでお腹がグルグルする「乳糖不耐症」の方には適しません。WPCタイプを選ぶと、牛乳を飲んだ時と同様の症状が出るおそれがあります。そんな方には乳糖がほとんど含まれないWPIのホエイプロテインを選べばいいのですが、パッケージに製法は記載されていません。「乳糖○g」という表記もないので、たんぱく質含有量を目安にしましょう。たんぱく質量が75%前後のホエイプロテインはWPCタイプ、85%以上であればWPIタイプと判断してOKです。なお、WPIタイプの中には「アイソレートタイプ」や「乳糖不使用」とパッケージに書いてあることが多いので、見極めが不安な方は参考にしてください。
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引用にあるようにWPCは牛乳に含まれている乳糖が多く残っているプロテインとなります。ホエイから水分を取り除いてタンパク質が濃縮されたものがWPCと考えて大丈夫です。そのまま濃縮ではなくて、タンパク質以外の栄養素を排除した高純度なプロテインが「WPI」というものです。「WPH」というプロテインもありますが、少し特殊ですのでここでは割愛します。
ホエイプロテインのタンパク質含有量
WPC <<< WPI
一見するとWPCはWPIより多くの面で劣っているように思えますがそうではありません。WPCはWPIに比べると処理工程が少ないため、安価で大量生産が可能となります。市販のプロテインの多くがこのWPCです。プロテインは結局はタンパク質の補給ですので、継続して大量摂取をした方が身体を成長させる事ができます。そうなると安価で大量に手に入るWPCの方がメリットがあると言えます。
WPCのデメリット
WPCは価格と量においてはホエイプロテインの中では優れてます。しかし他のWPIとWPHに比べると次のデメリットがあります。
- タンパク質の含有量が少ない
- 乳糖が多く含まれている
- ダイエットに向いていない
デメリットをそれぞれ順番にご説明します。
1のタンパク質含有量の違いは上でも述べた通り、処理の違いからです。他のWPI、WPHのように一手間加えていないのでタンパク質以外の牛乳に含まれる成分が残っているので含有量が少なくなってしまいます。
2の乳糖が含まれるのも1と同様の理由です。乳糖不耐症の人であればWPCのプロテインは向いてません。飲むたびにお腹を壊してしまいます。そうであればWPI・WPHのプロテインか植物由来のプロテインを飲むしかありません。
3も処理による理由です。牛乳には意外と多くの糖質(乳糖)と脂肪(乳脂肪)が含まれてます。どちらも太る原因ですね。それらが残っているWPCを身体のケアのために飲んでいると太ってしまいます。普段の食事とのバランスで調整すれば解決しますが、栄養の知識がないうちは注意が必要です。
さいごに
WPCのプロテインはホエイでは一番安価なカテゴリーです。タンパク質が少な目で、乳糖や乳脂肪といった不純物も多く残っています。アスリートやボディーメイクのプロからすると優先的に摂取するべきプロテインではありません。
しかし一般の人からすると安価で大量のタンパク質が手に入るのは喜ばしい事です。乳糖不耐症でない人であれば普段使いのプロテインとしては問題のない食品ですのでガンガン摂取していきましょう。