現代にも通じるビジネス本

著者の「藤田田」は日本マクドナルド創業者として有名です。
その彼が戦後の日本を復興させ、銀座のユダヤ人として知られるようになった経緯も触れられています。

この中の一部ご紹介します。
本の中で日本人の悪いクセについて触れられてまして、自分が経験したことが永遠と続くのでは?と考えるクセがあると指摘しています。
人はそれぞれ生まれた時代や環境によって異なる経験をしてますが、自らが体験した内容で価値観が形成され、それが世の中の常識と認識してしまうそうです。
これが悪い方向に働くのが時代にそぐわない古い慣習に基づいた「お年寄りのアドバイス」です。

口うるさい老人と助言の違い

実際お年寄りのアドバイスは自分が体験したことを若者に伝える役割がありますが、戦後からの文化・経済の発展が著しい昭和以降ではお年寄りが経験した内容では通用しなくなっています。
それを踏まえず世の中の常識と考えている「価値観」を他人に押し付けてしまうことにより鬱陶しい老人となってしまいます。

これがビジネスにも言え、常識と思っての商売・仕事が時代にそぐわなくなることを理解する必要があると言えるかもしれません。